Café Babka カフェ・バブカ
近年、ロンドンでよく見かけるようになったお菓子に、バブカがあります。源流はイスラエルにありますが、ユダヤの人たちによってポーランドをはじめとした東ヨーロッパに流れて発展したものだそう。でもロンドンに渡ってきたのは、アメリカのユダヤ社会でさらに進化した変種なのだそうです。
甘いイースト生地にさらにシナモン・ペーストやチョコレートなどを加え、ねじって成型して焼き上げるバブカはデニッシュ・ペストリーのようなお菓子が好きな人にはたまらないゴージャスなおやつ♡ 名前の響きも可愛すぎます。このバブカを店名にしている素敵なカフェが、ロックダウン直前にロンドン中心部に登場。前を通るたびに入りたくてたまらなかったのですが、ようやくタイミングが合ってお茶してきました♪
ロケーションは大英博物館の正面入り口前。すごい場所ですが、もっと驚くのは「観光名所の周りにある飲食店は野暮ったい」という従来のイメージを覆す、大変スタイリッシュなインテリアとスタイル。ヒップな東ロンドンにあってもおかしくない、スーパーお洒落なカフェなのです〜。
ジョージ王朝時代の建物は何もしなくても重厚感もありクラシカルなのですが、これを現代風に改装するのがイギリスのお家芸。ともかく独特の雰囲気に身を浸してみましょう・・・。
奥にある小さなお部屋は、都会派の若い貴族がタウンハウスを持つならこんな感じなのかな?という居心地よくも味のあるインテリアに仕上がっています。テーブルは3つだけと狭いのですが、まだあまり知られていないので午後遅めの時間なら座れること間違いなし。
さて、いただいてみました、バブカ&コーヒー! 5ポンドのお得なセットがあり、疲れた身体と脳にお砂糖を送り込みます(笑。バブカはシナモン味で思った通りの濃厚な味わい。歩き回った午後のおやつとしては理想的なのですよね♡ しかも当店のバブカはサワードゥ種から作った生地だそうなので、よりヘルシー^^
オーナーさんはポーランド系のセンスの良い男性なのかな? と想像しています。スタッフさんはスーパー・クールな若い男性で、おそらく彼が選曲もしていたはず。音楽のセンスがなかなかツボでした^^
Babkaというのは、実はお菓子の名前だけでなく、ポーランド語で「おばあちゃん」という意味なんですって。お店はお菓子のバブカと、おばあちゃんの両方の意味を含ませているそうです。温かいイメージを持たせたかったのでしょう。
ちなみにお手洗いに行ってみましたら・・・日本を発見!笑 ここだけ日本ですごくびっくりした次第ですww
大英博物館に次回お越しの際はぜひ。私もまたきっと、すぐにリピートするバブカ。美味しいコーヒーとお菓子をありがとう♪