Fidelio Cafe フィデリオ・カフェ
ベートーヴェン唯一のオペラ作品「フィデリオ」の名前を冠した、とっても雰囲気のあるカフェ。すごく素敵な空間なので、ぜひお近くに来られたら立ち寄っていただきたいオススメです^^
クラーケンウェルの大通りに面しているにもかかわらず「隠れ家」と呼びたくなる佇まい・・・というのも平日の午後3時までしか営業していないので、カフェとして利用するにはちょっとばかりタイミングを合わせる必要があるのです。なぜそんなに早く店じまいしてしまうのか・・・それは夜になるとミニ・コンサート・ホールに大変身するから! ここはクラシックやジャズの愛好家にはよく知られた場所なのです〜。
中はこんな感じ! ジャーン! 知らない街を歩いていて、偶然こんなカフェに足を踏み入れたら、ちょっとワクワクしませんか? ^^
カフェとはいえ、現在のシェフはガストロパブ・グループなどで厨房をリードしていた方で、お料理にも力を入れています。私が訪れた日はとっても美味しそうな巨大フォカッチャ・サンドができたてホヤホヤで惹かれたのですが、通常メニューからシャクシュカを選んでみました。友人はスモーク・サーモン! 野菜が欲しくてミニ・サラダを頼むと、ちょうど良い量のボウルを用意してくれました。サラダ美味しい! 黒板を見るとパスタが得意そうでしたが・・・次回への持ち越し^^
お料理の量は少なめに感じましたが、ランチとしては十分。味のセンスも良く美味しかったです。演奏のある夜はまた違うメニューがあるようなので、今度はコンサートを聴きにきたい気分いっぱい♪
地下にミュージシャンの皆さんのリハ室や控え室があるようで、降りてみるとバーも併設されていたので混み合う日は下にもお客さんを入れるのかも。
フェデリオは、金融業界で働いていた起業家のファエロ・モラレスさんが、2019年後半に立ち上げたカフェ・ベニューです。もともとクラシック音楽への造詣が深く、音楽を通して地域を活性化したいという理念を持っていた方のよう。そう、昔の音楽サロンのような。
クラシック音楽が昨今、あまり若い世代に人気ではないという事実に向き合い、いかに親しんでもらうかにも心を砕いているようです。演奏を観に行くと、何か秘密が伝わって来るかもしれません^^
メインの空間とは別に、脇にはこんな書斎のような別部屋が・・・♡ ここはつい「何かに使えそう!」と、興味津々で見学してしまった空間です。ミーティングや仕事に最適ではありませんか?
2階席もあり、立体的な造りがとても魅力的。日が暮れるとまた、違った雰囲気になるのでしょう。
ここがもっと駅に近かったりするともっとお客さんが増えるのでしょうけど、ちょうど中途半端に駅から離れているのも、隠れ家的な印象を持ってしまう理由なのかも。もちろんご近所の皆さんには大人気だと思いますが!
これから夏の間、様々なコンサートが催されるようです。皆さんもぜひ訪れてみてください!