愛されるからカリスマをまとうのか、カリスマがあるから愛されるのか・・・。美しい住宅街プリムローズ・ヒルに1979年から佇むギリシャ料理のLemoniaは、私にとっては郷愁とともに思い出すレストランの一つです。1998年に渡英した当時から地元の人々に愛されていましたが、それから約20年後の昨年2019年には創業40周年を迎え、ますます地元に密着したレストランとしての輝きを増しているように思えます。
8月のある日、政府が実行した飲食店へのサポート・スキーム、Eat Out to Help Outを利用して行ってきたお店の一つがここ。本当に何年ぶりかで訪れたレモーニアは、変わらないギリシャ風ホスピタリティで迎えてくれ、嬉しくなりました^^

90年代初めまでは、このお向かいに店があったらしいです。

この雰囲気がね、しっくりくるのだす。

このコンサーバトリーは大人気♪ でも今の時期はより窓に近い席が好まれるようです。
そしてなんと、皆さまのご愛顧に感謝し、9月中もスキームと全く同じ条件で割引を続行するとの情報がウェブサイトに載っています(月〜水 一人10ポンドまでの割引)。もともと平日ランチタイムは3コース14.50ポンドの超お得なセット・メニューがあり、これだと本当に半額7.25ポンドなのです。レモーニアをまだ試されたことがない方には、ぜひぜひお試ししていただきたい期間でもあります♪

左はセット・メニューの前菜。スペシャリティの一つでもあるコロッケ! 味見させてもらったけど、とても美味しかった。

外せないフモス! さっぱり系のお味。
レモーニアの魅力? なにはさておき、料理の美味しさ。キプロス島出身のオーナーさんが、創業から変わらない本場の味を、気取らない作法で提供してくれます(オーナーさんは今も調理しているそう!)。40年間、同じファミリーが経営しているので(!)、創業当初から通うお客さんは孫まで連れてくるそうです^^
それからインテリア。これは私がなぜかノスタルジーを感じる部分で、足を踏み入れるや一気にギリシャの島々へと引き戻されます(笑)。奥にある気持ちの良いコンサーバトリー風のスペースだけでなく、どこに座ってもホリデー気分♪ ゆったりとした時間が流れているのです。

左はオーブンでベイクしたビーフ。セット・メニューのメイン・コース。お肉柔らか〜♡

こちらはアラカルト・メニューからラム肉とナスのオーブン煮込み。うまー! 田舎料理の真骨頂。お味、お肉の柔らかさ、野菜のバランス、全てが完璧。
嗚呼久しぶりに訪れたら、またもやレモーニア愛がめらめらと復活してしまいました。住んでいる街に大好きなレストランがあるって幸せですね。9月中にまた行ってみようかしら・・・。

お会計を頼むとロクムも一緒に。伝統のサービス。ちなみにセット・メニューの3コース目は、甘いデザートかコーヒor紅茶を選べます。

「Lemonia」の店名は、もちろんレモンに由来♡