Carmel カーメル
注目のオージー・カフェ「Milk Beach」の隣にあるレストランについてご紹介すると昨日書いたのですが、お約束通り! 今日もあなたをLonsdale Roadへとお誘いしちゃいます♪
そのレストランはCarmel。カーメルってヘブライ語で「庭」とか「ブドウ園」という意味で、「神の果樹園」というニュアンスもあるのだとか。やさしいテラコッタ色やベージュでまとめられ、天井から観葉植物がうっとりと吊り下がるインテリアを初めて見たとき、まるで楽園にいるようだと感じたのであながち言い過ぎではないのかも^^
ここはロンドンが大得意とする地中海料理屋さん、つまり中東系レストランです。私は中東エリアの料理が大好物なので他ジャンルよりも比較的嗅覚が鋭いのですが、カーメルを一目見たとき「できる!」と思いました(笑)。やはりお店の雰囲気とお料理の出来って繋がりがあります。
カーメルは2つの部屋に分かれていて、奥にキッチン・カウンターが、手前にダイニング・スペースがあります。予約するときにカウンターにしたのは、せっかくオープン・キッチンになっているなら、シェフが調理する様子を見たいと思ったからでした。シアター的に楽しめますしね^^
さぁドキドキワクワクのお料理です。まずは定番のフムス、アンチョビ、フラットブレッドで腕試し。フラットブレッドは選択肢がたくさんあり、ラム肉&ザタール・ヨーグルトを選びました。
いやぁどれもハズレないですね。ヒヨコ豆のディップ、フムスは中東の胡麻ペーストであるタヒーニの量が多めでたっぷり。口どけ滑らかなそれを厚切りサワードゥブレッドと一緒にいただきます♪ アンチョビを唐辛子のピクルスと一緒にいただくのはバスク風なのですって。バスク料理に詳しい連れの友人が教えてくれました。
そしてフラットブレッド!
これは特筆すべき美味しさです。まず生地がふかふか・ふわふわ。ソーセージのように味付けされたラム肉、紫玉ねぎの酢漬け、ザタール風味のヨーグルトがトッピングされていて、その調和力が半端ない。そこはかとない甘みもあるのです。その他のフラットブレッドもぜひ試してみたい! そんなふうに思わせるプロの味。ここに来られたら絶対に試してみてください。
メインにはじっくりとグリルしたサフラン・チキンを。これがまた柔らかくて美味。ザクロ・シロップのかかったカリフラワーのグリルと一緒にいただきました♪ (カリフラワーは少し水っぽかったので次回は別のお野菜に挑戦する予定。)
お皿をつつきながら顔がニヤけてしまう私たち。ワイングラスをゆっくりと傾けつつ楽しんでいると、あっという間に席を譲る時間に・・・デザートを食べ損ねたー!と思うでしょう?
でも実は、この訪問よりも前にデザートだけ食べていた私なのでした(笑)。それはこんな感じでした♡
手前はなめらかなチョコレート・タヒーニのデザート。奥に見えているのはライス・プディング・パンナコッタ! 添えられているのはブドウのグリル、そして中東らしいスパイスのマハレブとココアニブをミックスしたもの。美味しいです♪ 甘すぎないので朝ごはんにもなりそう。
エグゼクティブシェフは兄弟のポールさんと共同オーナーでもあるジョッシュ・カッツさん。お二人は2015年に東ロンドンで始めた中東カジュアル「Berber&Q」のオーナーさんであり、その成功が昨年末のCarmelのオープンに繋がったというわけ。ジョッシュさんは元オットレンギのシェフという経歴もあり、独立時から大注目の方でした。いや〜Queen’s Parkの住人が羨ましい限りです^^
というわけでCarmel、またすぐにリピートしたい! 週末はブランチ・メニューもあるので、ぜひ試してみてくださいね。