Escocesa エスコセサ
あなたの町がどこであろうとも、使えるタパス・レストランがあることはとっても大事。思い付いた夜にふらりと立ち寄り、ちょこっとつまんで帰るもよし。あるいは大きなまんまるパエリア鍋を大勢で囲み、飲めや歌えやで平らげるのもよし。
いずれにせよスペインの偉大なる食カルチャー、タパス料理店は、いくつあっても足りない!しかも週7日オープンしている場所は最近のロンドンではとても貴重。日曜や月曜の夜、独立系のお店で美味しいタパスをつまめるなんて、本当に感謝なのであります^^
さて、本日ご紹介したいのは今やロンドン市内でもプレミアム・ポストコードの一つであるN16に、2015年にオープンしている「Escocesa」。エスコセサと読みます。もう9年も営業しているなんてオドロキ! 地元のお気に入りとしてすっかり定着し、ずっと大人気なのです。
N16はストーク・ニューイントンと呼ばれる新興おしゃれエリア。このエスコセサのオープン2年前に先立ち、同じく北ロンドンの人気住宅地、クラウチ・エンドに「Bar Esteban」を創業したチームが手がけています。
Bar Estebanの人気ぶりについては、こちらの記事をご覧ください☆
https://www.absolute-london.co.uk/fooddrink/dining/6875
エスコセサというのは、スペイン語で「スコティッシュ」という意味なのだとか。どうしてスコティッシュなのかというと・・・スコットランド近海で獲れる美味しいお魚を使うお店だから♡
その昔、この2つのタパス・バーのオーナーさんがまだ音楽プロデューサーとして仕事をしていた時にその事実を知り、「なんでスコットランドの魚がスペインに行っちまうんだ」と、飽き飽きしていた音楽稼業から足を洗い、レストラン事業に転身、大成功を収めたのです〜。
成功の鍵はもちろん、腕のいいシェフとタッグを組むこと。こちらのエスコセサでは、サン・セバスチャンの有名レストランや、ロンドンのトップ・スパニッシュ・バー、Barrafina、そしてブレイにあるミシュラン三つ星レストラン(!)Waterside Innの厨房を経験したスペイン・マラガ出身のデイヴィッド・ハレラさんをヘッド・シェフに迎えての参戦。これは負ける気がしない^^;
お味の方は期待通り! どれをいただいてもはずれがない。上質のタパスを良心的な価格でいただけるのは、住宅街の特権です。
写真以外にもタコのグリルや、イベリコ豚の頬肉煮込みなどもいただいたのですが、本当に美味しい。このまま10年後もここにあってほしい良店です^^
数々の上質レストランが連なるストーク・ニューイントン。和食なら「あうん」がおすすめ! ショッピングも含めてぶらぶら歩きが楽しいエリアです♪