豪快シーフード・ライスとフランセジーニャ♪

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Pinto’s Portugal  ピントス・ポルトガル

ポルトガル料理というと皆さん、何を思い浮かべますか? イワシとポテト? バカリャウ(干しダラ)を使った料理? それともエッグタルト?

私はそのどれもが大好きですが、やはりお米文化を大切にするポルトガルならでは、魚介出汁がしっかりときいたシーフード・ライス(Arroz de Marisco)は絶対外せない一品です♡

ロンドンにはテムズ南岸のStockwell – Vauxhall周辺にポルトガル・コミュニティーがあるようで、ポルトガル料理のお店もたくさん。A Tocaなどが有名ですが、今日は別のお店をご紹介! 負けず劣らず、郷愁感ただよう名店です。

カフェのようにも見えるけれど・・・

ロケーションはヴォクソール駅から徒歩5分程度と、とても便利な場所にあります。すぐにでもフットボール・ファンたちの歓声が聞こえてきそうな店構え。でも中に入ると意外にレストラン然としたインテリアで期待値が上がると同時に、親しみのある様子から地元の人たちに愛されていることがわかります。

正統派ポルトガル料理店でいつもありがたいのは、座るとすぐにオリーブやフレッシュ・チーズなどのおつまみがやってくること。突き出しの場合もありますし、手をつけるとお金を取られる場合もありますが、いずれにせよ食べてしまってください^^ だってお安いですし、美味しいのですもの。

必ず登場するのが各種フィッシュ・ペースト^^

このフレッシュ・チーズはお店の手作りです。イワシのグリルは外せない!

メニューには肉や魚、干しダラを使った料理が盛りだくさん。どのお皿も一定のお味をクリアしていますし、スペイン料理のように塩辛さがなく、日本人の舌に合う味付けであることが多いようです。

タコのサラダとポルトガル・ソーセージ。

ビールに合うおつまみ。

4名以上で来られた奈良、絶対に注文していただきたいのが、シーフードのリゾット。通常、Arroz de Mariscoと呼ばれているメニューです。可愛らしい大きな特製鍋に入って登場するそれは大量なのですが、あまりに美味しく飽きずに最後まで食べてしまう♡ 万が一メニューに載っていなくても、お店の人に聞いてみることをお勧めします!

右はバカリャウのポテト卵炒め。

そして! 実はこのお店に来て初めて知ったポルトガル名物があります。それは「フランセジーニャ (Francesinha)」。ポルト名物なんだそうですが、皆さんご存知でしょうか?

すごいボリューム!!

なんとこれ、「サンドイッチ」のカテゴリーなんです。

ビーフ、チョリソー、ハムなどをパンで挟んでチーズをのせてグリルし、トマトをビールで煮込んだとろみのあるスパイシー・ソースをかけたもの。なんて肉肉しい^^  このお店では秘伝のスパイシー・ソースが自慢と書いてあります。

写真はあるものの、実は私たちは食べなかったので味はわからずじまい。お隣の熟年カップルが二人揃って同じものを注文され(チップスもそれぞれに添えられて)、テーブルに登場したときにホクホク顔だったので、思わず聞いてしまったのです。「それは何?」って。

親切にもこの店の名物なのだと教えてくれ、写真も撮らせてくれました。そうして、いかにも美味しそうに全部平らげてしまったのです。というわけで次回は必ず!フランセジーニャを制覇しなくてはなりません。

おなじみ、卵のプディング。ポルトガル料理ってデザートがあまり美味しくないんですよねw

マデイラ島の出身だというオーナーさんが大切に育む地元密着型のポルトガル料理店。もちろん昼間はカフェとしても機能してます。

この記事を書きながら、また行きたくなってしまった! 次回はフラッと立ち寄ってカフェ感覚で楽しんでみます^^

5A-6A South Lambeth Road, London SW8 1QX

店名Pinto’s Portugal
最寄り駅Vauxhall
住所5A-6A South Lambeth Road, London SW8 1QX
電話番号020 4530 8495
営業時間毎日10:30 – 22:00
URLhttps://www.pintosrestaurant.co.uk
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About Author

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岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス。2014年にイギリス情報ウェブマガジン「あぶそる~とロンドン」を創設。食をはじめ英国の文化について各種媒体に寄稿中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。カルチャー講座の講師、ラジオ・テレビ出演なども経験。これまで1700軒以上のロンドンの飲食店をレビュー。英国の外食文化について造詣が深く、近年は企業アドバイザーも請け負っている。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。仕事のご依頼は ekumayu @ gmail.com までお気軽に。

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