シンプル・イズ・ベストなイタ飯と、犬の集会!?

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The Italian Greyhound  ザ・イタリアン・グレイハウンド

ロンドン中心部でもマーブル・アーチのほうに行くと、お店の間隔もかなりゆったりとしてきて、ほっとします。このSeymour Streetというのも閑散とした感じではありますが、西端まで歩くと突如、このおしゃれなイタリアン・レストランが出現し、思わず目が惹きつけられてしまうのです^^

オープンは2021年6月。オーナーさんの名前のまま、以前は「Bernardi’s」というイタリアンだった場所。心機一転、新たな名前でよりモダンな進化系となって再オープンしたようです。

そしてヘッド・シェフはなんと日本人! 以前リバー・カフェ、ダイニングズSW3、ピーターシャム・ナーサリーというそうそうたるレストランの厨房を引っ張っていたという凄腕さん。イタリアとイギリスの厳選された食材を使ってシンプルかつエレガントな料理を作ってくれます^^

自家製フォカッチャも美味しい〜

実はあまり期待もせず新しいイタリアンということで足を運んだのですが・・・(すごい経歴の日本人シェフさんというのも後で調べてわかったことで・・・)お料理がどれも美味しくてびっくり!! それは例えば、シンプルなポレンタのフライだったり、カニとチリのリングイネだったり、パルミジャーナだったり、日曜のローストだったりしたのですが、シンプルな中に不思議な変化球の香りもして、本当に美味。

初めて食べる味! ポレンタのフライ。セージの風味がよい♪

カニとチリ、フェンネルのリングイネ。

ナスのパルミジャーナ♡

ハーフ・チキンのローストも素晴らしいお味。

期待がぐんと伸びてデザートは3人で3つを注文w あっという間に平らげました!

特筆すべきなのは店内が広々としていて、たいへん居心地がいいこと。

それに私たちがやってきた日はちょっと面白いことがありました。店名通り、お店のロゴもイタリアン・グレイハウンドなのですが・・・その日はイタリアン・グレイハウンドの会!?のような集まりがあってたくさんのワンちゃんたちが店の前でひしめきオーナーさんたちが談笑していたのです ^^ 確か、その後は2階にのぼっていった気がします。日曜の美味しいランチを「イタリアン・グレイハウンド」で一緒にいただいたのでしょう♪

イタリアン・グレイハウンドは、ロンドンにいながらイタリアの陽光にくるまっているかのような感覚になる素敵なレストラン。ぜひ皆さんも西寄りで集まりたちときは試してみてください!

【2025年 追記】
ここの日本人ヘッド・シェフは、古橋洋平シェフでした。おそらく私たちが訪れた日の後だと願いたいのですが、2022年4月にここを去って、ストランドのToklasを経て、The Laveryというサウスケンの素敵な地中海レストランのヘッドシェフに就任されました。ずっとヘッドシェフの人生。素晴らしいですね^^

62 Seymour Street, London W1H 5BN

店名The Italian Greyhound
最寄り駅Marble Arch
住所62 Seymour Street, London W1H 5BN
電話番号020 3826 7940
営業時間月〜土 12:00 - 23:00 日 12:00 - 22:30
URLhttps://www.theitaliangreyhound.co.uk
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About Author

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岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス。2014年にイギリス情報ウェブマガジン「あぶそる~とロンドン」を創設。食をはじめ英国の文化について各種媒体に寄稿中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。カルチャー講座の講師、ラジオ・テレビ出演なども経験。これまで1700軒以上のロンドンの飲食店をレビュー。英国の外食文化について造詣が深く、近年は企業アドバイザーも請け負っている。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。仕事のご依頼は ekumayu @ gmail.com までお気軽に。

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