Social Wine & Tapas ソーシャル・ワイン&タパス(閉業)
メイフェアにある「Pollen Street Social 」を皮切りに、「Social Eating House」「City Social」などロンドン市内に7店舗のファイン・レストランを展開するセレブ・シェフ、ジェイソン・アサートンさんが手がける初めてのタパス・バーがこちら。ほとんどの店舗に「Social」(社交)という名が付けられているところに、ジェイソンさんのレストラン哲学が感じられるような気がします ^^
私が訪れた全てのアサートン・エンパイアに共通しているのは、その洗練されたインテリアと安定した料理のクオリティ。とくにSOHOにある「Social Eating House」は、そのシビれるようなインダストリアル系インテリアとハイエンドな食クオリティの一心同体ぶりが素晴らしいのですが、マリルボーン・エリアに今年春にオープンした当店も、大人の雰囲気という点では負けず劣らずの洗練ぶり。ぐっと照明を落とした「大人のワイン・バー」という形容詞がぴったりで、オープン直後からすぐに予約が取れなくなる人気ぶりを発揮しています☆
入り口を入って最初に目に入ってくるのは右手のウォールにぎっしりと並んだワインの棚、そして親密な会話を交わしながらグラスを傾けるのにぴったりのL字型カウンター。その奥から降りていくほの暗い地階には、小さなバー・カウンターと少人数グループが座るのにちょうどいいテーブル席が並ぶ有機的なスペースが広がっています。
おつまみは季節の地物素材を使ったモダンなスペイン・タパス♪ パン・コン・トマテ、パドロン・ペッパーなどクラシックなメニューは少数派で、塩ダラのブランダード+自家製ポテトチップス、ベイビー・キャロットとナス・ペースト+クルミのペースト、アーテョチョークのローストとポーク・チーク+ダック・エッグなど、一工夫ある小皿料理が大充実しています。もちろん、上質の各種生ハムやチーズを揃えているのはお約束 ^^
さて、肝心のワイン・リスト。グゼクティブ・グループ・ヘッド・ソムリエのロール・パートリーさんが責任をもって選りすぐったリストには、グラス・ワインを4.50ポンドから15ポンドまでヨーロッパ産の赤白各15種類が含まれているのでテイスティングにはもってこい。ボトルはフランスを中心にヨーロッパやニューワールドの名産地から独自リストを作成しているので好事家の皆さんはぜひお目通しを。マグナム、ジェロボアム、レオボアム、メトセラー(6リットル!)、サルマナザール(9リットル!)まで、特大ボトルでのお祝いも可能。ともかくソムリエさんにご相談を♪ ワイン・ショップにもなっているので気に入ったボトルを購入することも可能です。
ボンド・ストリート駅からすぐそば、レストランが軒並み続くJames Street沿いという好ロケーションに今年夏に登場した、頼もしいオプションです♪ 10名くらいが座れるプライベート・ルームもあり。