気品あるパブのダイニングに落ちつく

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The Prince Alfred Formosa Dining Rooms   プリンス・アルフレッド フォアモサ・ダイニング・ルームス

ロンドンの「リトル・ヴェニス」と言えば、北西部のMaida Vale。運河の流れを楽しめるこの風光明媚な高級住宅街にある王様的なパブを一つ挙げるなら、「The Prince Alfred」をおいてほかにありません。

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1856年、ビクトリア朝時代に建てられたビルは当然のごとくイングリッシュ・ヘリテージによって保存指定を受けています。出窓の曲線美と窓のディテールが目を引く外観に負けず劣らず、内装も美しい♪  繊細な彫刻を施した木製の仕切りで区切られたバー・エリアは、各空間を行き来するための潜り戸が取り付けられているのですが、まるで小人用の扉みたいに低いので、背をかがめて通るというユニーク体験ができます ^^

全景をフレームに収めるのが難しい構造。何度来てもうまく撮れません・・ ^^;

全景をフレームに収めるのが難しい構造。何度来てもうまく撮れません・・ ^^;

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奥には 「Formosa Dining Rooms」が併設されていて、ゆったりと食事をすることができます。ここはパブ・スペースに比べると格段に静かで落ちついているのが大きな魅力で、おしゃべりをじっくり楽しみたいときにおすすめ♪

こちらはダイニング・スペース☆

こちらはダイニング・スペース☆

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料理は伝統のパブ・フードを意識したビストロ風。バー・メニューにあるシェア・ボードもこちらで注文することができるのですが、コロッケやスコッチ・エッグ、ミニ・ソーセージ・ロール、ポーク・クラッキングといったミート三昧のボードを前菜にとったら、それだけでほどよくお腹も満たされ、メインには魚やサラダをシェアして完璧でした。

左上から時計回りに、モンクフィッシュのグリルとバターナッツスクアッシュのマッシュ、ビートルートのバーリー、ゴートチーズのムースを敷いたザクロのサラダ

左上から時計回りに、モンクフィッシュのグリルとバターナッツスクアッシュのマッシュ、ビートルートのバーリー・リゾット、ゴートチーズのムースを敷いたザクロのサラダ(だったと思う)。メニューは頻繁に変わっている模様

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ここは地下にセラーを改装したプライベート・スペースがあり、またひと味違う雰囲気を楽しめます。多目的に使えるのがパブの魅力ですが、プリンス・アルフレッドは、そういった意味ではひときわ利用価値が高いと言えると思います。

5A Formosa Street, London W9 1EE

店名The Prince Alfred Formosa Dining Rooms
最寄り駅Warwick Avenue
住所5A Formosa Street, London W9 1EE
電話番号020 7286 3287
営業時間月〜土 12:00 – 23:00 日 12:00 – 22:30
URLhttp://www.theprincealfred.com
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岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス。2014年にイギリス情報ウェブマガジン「あぶそる~とロンドン」を創設。食をはじめ英国の文化について各種媒体に寄稿中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。カルチャー講座の講師、ラジオ・テレビ出演なども経験。これまで1700軒以上のロンドンの飲食店をレビュー。英国の外食文化について造詣が深く、近年は企業アドバイザーも請け負っている。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。仕事のご依頼は ekumayu @ gmail.com までお気軽に。

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