英国ジャーナリズム発祥地の恩恵を受けたキャラクター・パブ

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The Shaws Booksellers  ショーズ・ブックセラーズ

その昔、新聞社や出版社、印刷所が数多くあったフリート・ストリートに近く、製紙業者の元倉庫があった場所を改装してできたのが、店名にもその名残りを見て取れるショーズ・ブックセラーズ。

1875年に建てられて以来、ずっと倉庫として使われていた場所に敬意を表し、バー・スペースの中央には古い滑車を残すなどインテリアに工夫が見られるほか、D字シェイプが美しい外観も見どころのひとつ。またバー・カウンターの奥には文字通り本を並べて出版社のような雰囲気を演出し、ユニークなキャラクター作りに取り組んでいることがわかります。

ビール醸造所のフラーズが経営しているパブなのでエールはロンドン・プライドとディスカバリーの2種類しかありませんが、顧客層の好みを意識してかワイン・リストが思いのほか充実。ワインに力を入れているパブの食事がまずいわけがありません。

段差で低くなった奥のスペースはダイニング・エリアとなっていて、ランチ時にはブリティッシュ・ベースのガストロ・パブ・ランチを求める近隣のシティ・ワーカーたちで大賑わい。夜は食事よりもドリンクに比重を置いているため、シェアできるおつまみプレートが充実しています。

ワンランク上のランチ・オプションとして、また仕事帰りの一杯を気どらず楽しむバーとしておすすめ! シティ・ワーカーたちの様子を観察したい方にも^^

2024年追記:今もこのままです!^^

31-34 St. Andrew's Hill, London EC4V 5DE

店名The Shaws Booksellers
最寄り駅St Paul's / Blackfriars / City Themeslink
住所31-34 St. Andrew's Hill, London EC4V 5DE
電話番号020 7489 7999
営業時間月 12:00- 22:00 火〜木 12:00 - 23:00 金 12:00 - 22:00
URLhttps://www.shawsbooksellers.co.uk
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About Author

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岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス。2014年にイギリス情報ウェブマガジン「あぶそる~とロンドン」を創設。食をはじめ英国の文化について各種媒体に寄稿中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。カルチャー講座の講師、ラジオ・テレビ出演なども経験。これまで1700軒以上のロンドンの飲食店をレビュー。英国の外食文化について造詣が深く、近年は企業アドバイザーも請け負っている。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。仕事のご依頼は ekumayu @ gmail.com までお気軽に。

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