今野 絢「今日も佳き日!」8/29-9/6 @ 表参道スパイラルガーデン

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今野 絢(コンノ ケン)
4歳から絵を始める。小さいながら、いずれピカソを超えなくてはと思っていた…。1974年イラストレーター兼デザイナーとして渡英ロンドンへ。ハロッズセルフリッジズ、IBMなどの広告とイラストや、エリック・クラプトンなどのレコードジャケット、スタンリー・キューブリック監督の映画ポスターを制作。またロンドンのクラブ・レジェンズに作品を数多く提供するなどクリエイターとしても活躍。1981年帰国、フリーランスで活動開始。1987年広告代理店アド・メディアの創立メンバーとなり、数多くのイベント企画に携わる。現在は本来の画家アーティスト「今野 絢」として、未来は優しく美しい時代になると確信し続けている。

特集 ロンドン】写真と文 : 今野絢 “ロンドンは音楽、ファッション、アートなど世界のあらゆる若者文化のオリジナルを生み出し続けている”

1948年創刊。近現代美術を中心に、内外の美術動向を紹介する雑誌。

 

アドベンチャーレースのロゴを担当。アドベンチャーレースとは旅の要素と多様なアクティビティ、チームワークが織り込まれた究極のアウトドアスポーツ。

誰しも初めて会う人、話す人が、どんな人かなんて想像つかない。想像してみようと思うなら、自分の目に映るその人の出で立ちからぐらいだろうか…。グレーに輝くロングヘアを無造作にまとめあげた絢さんとお会いしたのは僅か2回。言葉を交わしたのは初対面の自己紹介の数分。2019年12月あるクリスマスパーティーでの出来事でした。この方とお話してみたい、その時なぜかそう思ったのです。そこから私だけの「今野 絢物語」が始まったのです。

たった数分の自己紹介の内容は二つ。まず、以前ロンドンにいらっしゃったという事。2年にも満たない私の駐在生活と、私の知らないロンドンを生きてこられた絢さん、つまりロンドンという共通点が親近感のとっかかりでした。二つめは、福岡に絢さんの絵が飾られているホテルがあるという事。偶然にも年が明けた1月、私は福岡行きの予定がある事を伝えると「時間があればどうぞホテルにお立ち寄りください」と」おっしゃってくださいました。あっという間の会話の中でわかったことは、絢さんが画家さんであるということでした。
私は彼について何も知らなかったけれど、彼のことを書いてみたいと思いました。知る為にまた次の知る為の扉を開く。その緊張感を続けていくうちに「書く」に至った。点が繋がって一本の線になる、みたいな。まだまだ点にしか過ぎないですが、ね^ ^

さて2020年を迎え、私は福岡空港に降り立ちました。福岡滞在の新たなミッションは「絢さんの絵が飾られているホテルに行く」です。歳を重ねると心臓に毛も生え、図々しくもなるとよく言いますが、これを良く言い換えると勇気を持ってというべきでしょうか。そうです、私は勇気を持ってホテルのスタッフの方にこう言いました。「東京から、今野 絢さんの絵を観に来ました!」自然素材の壁や天井に包まれたフロントで、出迎えてくださった女性スタッフの方がすかさず「こちらです!」と手を差し伸べてくれました。

壁一面に映し出される鮮やかな色の重なり。重なり合う色の組み合わせが躍動感持って私に迫ってきます。まるでリズムを奏でるように、呼吸しているかのように。「Hotel Great Morning」快適な睡眠、最高の朝が今日1日の活力になるをコンセプトに、一切妥協せず、最高の朝のためにデザインされた場所なのです。フロントで世界中のゲストをお迎えした絢さんの絵は、再び全客室にてゲストをお迎えします。そう、どの客室にも絢さんの絵が飾られているのです。‘絢さん流’に言わせていただくと全室『オレの部屋』です ^ ^(笑)1日の終わりを静かに見守ってくれる絵は、夢の中でも最高の朝を迎える為に、ゲストの体内リズムをととのえてくれるのでしょう。そしてリズム良くゲストを目覚めさせてくれる。絵とともに、今日が、そしてこれからはじまる朝が最高のものとなる。ホテルのコンセプトと、絢さんのアーティストとしての美しく平安を願う祈りが感じられます。さらにグレートなモーニングを迎えるために寝具、朝食、ミネラルウォーター他、様々な取り組みをされています。その中でも今一番注目されているのが、風も音も出ない冷暖システム『FーCON』エフコン(FUTAEDA株式会社を採用していることです。吹き出し口から出る風によるウィルスの拡散により、風を出さない空調の価値が改めて見直されています。夏場は冷水、冬場は温水が流れているパネル式空調の仕組みについてはこちらをクリック(RKB今日感ニュース 2020年8月19日放送)をご覧ください。ホテルを訪れた日、ご親切に私達を客室にも案内してくださいました。そして飾られている絵と『FーCON』を見せてくださいました。手をかざしても風は全く感じられなかったことを覚えています。ウイルス対策や、アレルギーのある人にはほこりが舞わない効果もあったので、集中して物事に取り組める環境が期待できます。

『オレの部屋 ^ ^』

その後東京に戻り、勇気を持って福岡のホテルで絵を拝見したことを絢さんにご報告しました。
すると朝の陽の光を背景に「今日も佳き日」というメッセージと共に送られてきた一枚のお花の写真。私の朝がこんなにも素晴らしいんだと思える瞬間でした。

今日も佳き日!

2017年の秋から毎日今野さんのインスタグラムにアップされている「今日も佳き日」。毎朝起きるとベランダに出て「今日も1日命いただきありがとうございます」と感謝の祈りを捧げられる。そしてその気持ちを大好きなお花で表現されておられます。全く同じ1日がやってこないのと同じように、生けられている花器も1日1日みな違います。まるでその写真の中に自分自身が投影されているようにも感じるのです。この投稿も今年の秋でまる3年を迎えます。代官山の西郷山公園の河津桜開花状況、春分、満月、毎年咲いてくれている胡蝶蘭、お盆、大晦日、新年と四季の流れを感じます。手作りの干し柿、干し大根も登場。毎年12/8はサングラスと John Lennon Foreverの日 !   生かしていただいているという感謝の気持ちを呼び起こしてくれます。その中に私が訪れた福岡の糸島や太宰府の写真もありました。極めつけはニューヨーク。なかでもグランドセントラル・ステイションが大好きです。ニューヨークに住んでいた頃、何度も訪れた大好きな場所。また一人自分勝手に共通点を見つけ、親近感に浸るのが私流の「今野 絢物語」なのです。

Grand Central Station🗽

その後まもなく緊急事態宣言となり春が過ぎ夏を迎えました。まだ梅雨が明けきらない頃、私は静岡県三島市にある現代美術を展示する「ギャラリー エクリュの森」(代表:田村燿子氏、アートディレクター・ギャラリスト)に絢さんの「今日も佳き日」が展示される事を知りました。

ギャラリーの近くには三嶋大社の森があります。ギャラリー名の‘森’は三嶋大社の森に見守られているという意味も携えています。

緊急事態宣言期間中に、毎朝お花の写真をアップされているのを目に留めておられたエクリュの森の田村燿子氏。他のアーティストの方々もきっとこの期間中に何かを感じて創作活動をしているに違いないと、20名に声をかけて「 Fact x/1 2020」を開催(2020年7月2日〜10日)されました。「できる限りの移動を避け人との接触を避けて暮らす」という多くの人が共有する一つの事実、FACT。このFACTに作家がどう向き合ってきたかをZOOMやオンラインで発信しました。私の朝がこんなにも素晴らしいんだと思えた一枚の写真。その朝が命ある限り続く事を教えてくれた写真。観る側の意識をも変えてくれたものに少しでも触れてみたい、その一心で私は完全予約制の観覧を希望し、現地に向かいました。ギャラリーに一歩入ると、そこはもう「今日も佳き日」の世界が広がっていました。一枚の写真に込められたアーティストの想い、いつか振り返るであろう世界中の人が共有したこの事実を未来に届けるギャラリストの想い、そしてその想いがここにあるということを知った私。事実が記録された20名のアーティストの展覧会でした。

 

 

 

このたび、三島市のエクリュの森で開催された作家20人による作品をベースに「ConversationsVI Fact x/1 この日々、そしてこれから」 が表参道のスパイラルガーデンで開催されます。期間は8月29日(土)〜9月6日(日)。11-19時(一部予約制)。作品、関連物の展示、販売、非買のものが混在する展示となります。またリモート観覧、リモートによるギャラリートークも予定しています。最大限の感染予防策のもと、観覧方法、ご予約等につきましては「ギャラリー エクリュの森」ウェブサイトからのご確認をお願いします。絢さんの作品は4月7日の緊急事態宣言日から5月24日の宣言解除日までの48日間分の写真額4点を展示。三島の展覧会よりさらにバージョンアップして皆様をお迎えします。

 

ニッポンは「愛と平和の国」である。そんな絢さんのメッセージが心に響いてきます。ひとりひとりの祈りがいつか必ず優しく美しい時代に導いてくれると信じています。

時代が違っても同じロンドンに住んでいたということで始まったこの物語。雨の日でも曇りでもどんな日でも、雲の向こうの太陽が我々(代表の植物)を生かしていただいている、と絢さんはおっしゃいます。「今日も佳き日」の写真のテーマは「太陽」なのだそうです。今日という日はかけがえのない素晴らしい1日。それはニッポンの空でもロンドンの空でも同じこと。そんなかけがえのないお花の写真の1日の花器になりたくて、随分前から懐であたためていたスコッチウィスキーの瓶。いつかお渡しできる日が来る事を祈って。

私だけの「今野 絢物語」はまだまだ続きます。ピカソを超えるその日まで ^ ^

今日も佳き日!

 

◉本文の写真掲載等に関し、今野絢氏、田村燿子氏の許可を得ております。
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今野絢 Instagram
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「ConversationsVI Fact x/1 2020 この日々、そしてこれから」
会場:スパイラルガーデン(スパイラル1F)東京都港区南青山5-6-23
会期:2020年8月29日(土)〜9月6日(日)11:00-19:00(一部予約制)
◉リモートでの観覧が可能です。また期間中リモートギャラリートークも予定。
◉詳細はウェブサイトでご確認の上、お出かけくださいませ。
予約および上記のお申し込みは、 info:ecru-no-mori.jp まで。
主催:GALLERYエクリュの森 ディレクション:田村燿子
会場協力:株式会社ワコールアートセンター

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About Author

ナミヘイ

兵庫県伊丹市出身。東京都在住。主婦時々パートタイムジョブをこなす。子育て期をニューヨーク、ロンドンにて駐在生活を送る。思いつきのその日決めで行動する一匹オオカミ派。『成るように成る』をモットーに今世を生きる。水泳・ジョギング・登山・ウクレレ・映画・ライヴ鑑賞・奉仕活動と未知なる自分を今後も探求し続ける。

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