Passo パッソ（閉業）
オールド・ストリート駅周辺の目覚ましい変貌ぶりには近年ますます度肝を抜かれていますが、昔からラウンドアバウト周辺にあるお店は入れ替わりが激しくて、15年前から変わっていないのは東側City Road沿いにある小さなカフェくらい。ビルもどんどん新しくなり、1階に入る店も次々と入れ替わっているのですが、今回、角っこの新開発オフィス・ビル「White Collar Factory」1階に新しくできたイタリアンなカフェ/レストラン/バーのPassoは、時代のニーズと周辺で働く＆暮らすロンドナーたちの嗜好をよく理解しているのか、オールラウンドな戦略で生き残りをかけている大きめのプロジェクトです。
入り口を入ると、左手にバーがあって、右がダイニング。天井が高くて殺風景になりそうなところを、大きなシェードを付けた照明やオープン・キッチンの活気で上手にヴァイブ作りをしています。朝7時から夜23時までオープンしていて、朝ご飯をここで食べても素敵かも♪と思わせる開放的な雰囲気が魅力。夜の写真なのでよく分からないかもしれませんが、天井から床までの大きなガラス窓が連なり、外から中の様子がよく見えるようになっています。採光もきっと抜群でしょう ^^ 昼来ても楽しく、夜はショーディッチらしいクールさを味わえる店、そんなニクい演出ができている様子です。
さて、メニューはイタリア料理のシンプルさはそのままに、トレンドと洗練の粉をぱぱっと振りかけた感じで ^^ 私的には好ましい印象でした。お味もそつなく美味しく整えてあります。
左はシチリア風のトマト・サラダ「パンザネッラ」、右はアーティチョークのフライ☆
左はシグニチャーでもあるピザで、マッシュルームとゴルゴンゾーラ。右はキャベツのグリルが大麦のパルメザン・チーズ・リゾットの上にのっかったもの。どちらも美味しいです☆
ワイルド・ボアのラグー！ 左はバー・エリアの様子です
ウェブサイトを見てみると、GoodLifeプロジェクトという会社が運営しているみたいですね。Rum’s KitchenやForley’sなどと同じ会社です。キッチンを率いているのはシチリア島出身でミシュラン２つ星を持つレストランで修業を積んだ後にロンドンのトップ・イタリアン、Zafferanoなどで経験を重ねたマッシミリアーノさん。そして彼を含め、その他のコア・スタッフもロンドンにおけるトレンドの仕掛人、Soho Houseで働いた経験もあるようです。ミシュラン・レベルの料理をゆるりとカジュアルな環境に落としこみ、スマートさの中に親しみやすさを盛り込んでマスにアピールする手法 ・・・納得です。
一言で言うなら・・・「使いやすそう」^^ 家族連れでもグループでもカップルでもオールマイティに楽しめそうなので、今度ショーディッチに来られることがあればお試しを♪
ちなみに、お隣にはオールマイティとはかけ離れたエッジーな新顔「Nuala」ができていて、ドリンクで様子見をしようと思ったら地下のバー（そんなに特別感がない）に連れていかれて残念w この店、かのChiltern Firehouseで働いていたシェフの店なんです（！） 次回はダイニングのほうでリベンジしたいと思います ^^
最近、放置していたツイッターのアカウントを活用し始めました（笑）。
いろいろつぶやく予定なので、見てみてくださいね♪
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