1キロでどンと来いっ 絶妙な火入れの炉端焼ステーキ♪

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Ginza Onodera London  銀座おのでら ロンドン

鉄板焼きで人気を誇った「祭セント・ジェームズ」なき後、日本からやってきたのが「銀座おのでら」。よもやあのスペースにしっくりと収まるスタイリッシュな日本食レストランが出てこようとは思わなかったのですが、やってくれました。日本食以外のレストランになってもおかしくなかったところ・・やはり和食店のままだと素直に嬉しいですね ^^

この日は「週末オンリーのすごいステーキ・ランチが銀座おのでらで食べられるらしい」と聞きつけた友人にくっついての訪問。頭数を揃えたい(4名で訪問)という裏の意図もあったらしいですが ^^; ふだんあまりステーキは食べないので、ステーキ好きとステーキを食べに行くのには、私にとってはとても意味があるのです。

1階のバーも刷新され(ねぶたと目が合うことなく地下に降りるとw)、総改装費250万ポンド(3億円以上!?)をかけて改装したという地下ダイニング・スペースもピカピカ! ランチでも素敵なアンビエンスの中で盛り上がれるという利点があります。

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祭の頃とは打って変わって、ずいぶんとスタイリッシュになりました

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さて、お目当てのステーキ・ランチ♪  こちらはなんと、1キロある(!)最高級の牧草フェッドのスコットランド産ブラックアンガス牛を、丸ごといただいてしまおうという豪快ランチなのです(驚)。付け合わせはオーガニック・サラダ。前菜のようにさっぱりと味よい梅ドレッシングでサラダをいただいた後、たっぷりと赤身のお肉にパクつくという趣向です。

「しかし1キロもあるお肉をどうやって食べるの・・・?」 肉好きな人でもそう思うかもしれませんが、コンセプトはどうも、こうらしいです。「週末のお昼に本格炉端焼きで調理された上質ステーキを囲んで、美味しく楽しく友達や家族でワイワイ交流しよう!」 男性なら2名くらいで食べるともうお腹いっぱいという量。女性なら4、5人で来てシェア、単品料理を追加してもよし。小さなお子様のいる家族4人ならちょうどいいくらいの量かもしれません。オーガニック・サラダ付きで1セット78ポンド。使い方次第で、豪勢なメイン・コースになりそうです ^^

しかも赤身肉とサラダの組み合わせ。健康情報に詳しい方なら、何か思い当たることがありませんか? そうです、良質の赤身肉=タンパク質と、消化を促す生野菜のサラダ。炭水化物を取らないこの組み合わせは、世界的にも流行っているダイエット法なんですね ^^ さてさて、お味のほうはいかに・・・。

カラフルなオーガニック・サラダ♪ 梅ドレッシングが美味しかった

カラフルなオーガニック・サラダ♪ 梅ドレッシングが美味しかった

彩りも美しいオーガニック・サラダ。新鮮なビートルートやアボカドも入ったサラダを自家製の梅ドレッシングでいただきます。さっぱりと美味しい♪ そしてふと横を見やると・・・テーブルのちょうど横で私たちがいただくお肉が焼かれているではありませんかっ。これはテンション上がります♪

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カバーをして分厚い肉の塊にちゃんと火を通すのですけど、こちらが興味津々で見ていると、「ちょっとだけよん」という感じでw シェフの方が見せてくださった調理中のブラックアンガス牛! 迫力〜!!

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サラダをちょうど食べ終わる頃に・・・こちらがやってきました。じゃじゃーん。

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ネギとにんにくチップがたっぷり!

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香ばしく、中までちゃんと火が通った完璧なミディアム・レア。旨味たっぷり♪ 右下はリブの部分を切っているところ。ここがまた旨い!

まず率直な感想を言いますと、「炭火の炉端がものすごくいい仕事をしている!」ということです。炭火焼き特有の、なんとも言えない香ばしさをまんべんなくまとったお肉はそれだけで食欲をそそります。牛肉の部位はリブアイ。良質の牧草だけを食べて育った牛の肉は、ワイルドで肉本来の豊穣をしっかりと感じられるので、肉好きな方のお気に入りの部位なんだそうです。

さらに最近、高級店ではこぞって提供している熟成肉なのだとか。こちらのは35日間、乾燥した気温の低いところで適切に保存することで肉質を軟らかくし、旨味も引き出しているとのこと。そんなお肉を網の上にのせて、じんわり剛胆な炭火で火を通していく炉端焼き。ベリー類の香りの中に、ちょっとしたスパイスのアロマを感じるオーガニック・メルローとよく合います・・・。
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タレが何種類もあり、これがほんとに美味しいの

さて。この一品の個性はお肉の質にもありますが、日本食レストランならでは、数種類付いて来るタレの数々も素晴らしいのです。しょうゆベースのタレはもとより、大好評だった胡麻だれ、個人的にとても好きだったマスタード・ソース、そして岩塩など、味のバリエーションもあって飽きることなく食べ続けられますw

実はそんなにステーキを食べない私でも、赤肉だったからかパクパクといただいてしまいました。連れの3名はステーキ好きな方々で、ふだんからステーキをちゃんと食べておられる皆さんでしたが、一様に「美味しい♡」と言っておりました。「盛りつけが上品すぎて時間が経つとロースト・ビーフ化しちゃうね〜」なんて意見もありましたが、ということはシズル感を保ったまま食べ続けるためには「運ばれてきたらおしゃべりを最低限にとどめて肉に食らいつけ!」ということなのかもしれませんw

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サービスのミニ抹茶パフェ♡ コースを頼むと付いてくるそうです。今回はサービス♪

はぁっと満腹満足状態で座っていると、なんとお店から小さなデザートのサービスが♪ 「コース料理に付けているデザートですが、よろしかったら」とのことで、嬉しい驚き!小さな抹茶のアイスクリーム・パフェで、玄米パブが中に入っていて食感を楽しみます。これをいただいてから、コース料理にも俄然興味がっ(笑)。

今回、ステーキ好きにくっついてやってきた銀座おのでらの新しい週末限定ステーキ・ランチ。野趣あふれるアンガス・ビーフをたっぷり豪快に、そして繊細なタレで食べたい方におすすめです。まだ新しいメニューみたいなので、予約の際にお店の人に詳細を聞いてみてください!  お肉を食べない方でも、ランチ・セットはいろいろ付いてくるお魚のセットが25ポンドからあるので、これは相当にお得かも。。。

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銀座おのでらは日本では高級日本料理店として知られていて、パリやニューヨーク、上海やハワイを含めると世界5ヵ国10店舗を展開しているみたいです。鮨に特化しているニューヨーク支店は2018年NY版でミシュランの2つ星も獲得しているんですね。2017年春にオープンした新しいロンドン支店も、鉄板焼きや鮨など美味しそうなメニューがたくさんあったのですが、今回は試さずじまい。再訪のときは一品料理をいろいろと試してみたいと思います。

最近、放置していたツイッターのアカウントを活用し始めました(笑)。
いろいろつぶやく予定なので、見てみてくださいね♪

twitter.com/absltldn
‪@absltldn‬‬‬‬‬‬‬

15 Bury Street, London SW1Y 6AL

店名Ginza Onodera London
最寄り駅Green Park / Piccadilly Circus
住所15 Bury Street, London SW1Y 6AL
電話番号020 7839 1101
営業時間月〜土 12:00 – 14:30 / 18:00 - 22:30 日 12:00 – 15:00 / 18:00 – 22:00
URLhttps://onodera-group.com/uk/
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岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス、各種媒体に寄稿中。2014年にイギリス情報サイト「あぶそる~とロンドン」を立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。NHK文化センター名古屋教室「江國まゆのイギリス便り」講師。MUSIC BIRDのラジオ番組「ガウラジ」に月一でゲスト出演。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。Instagram: @ekumayu

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