コベント・ガーデンのHenrietta Streetに並ぶレストラン群が近年様変わりしている話は、先日Cora Pearlのご紹介のときに書きました。この通りに並ぶすべての新旧レストランを試したわけではないですが、5軒ほど行ってみた中で個人的にプレシアター・ディナーに最もおすすめしたいのが、本日ご紹介するHenrietta Bistroです♪
お花いっぱい、夢いっぱい♡
とっても落ち着けるレストラン。
ここは全18室の磨き抜かれた現代人のためのブティック・ホテル、ヘンリエッタ・ホテルに付属しているレストラン。2017年にテコ入れされたときは、かのオリー・ダボスさん（現在メイフェアのHideのヘッドシェフ）がコンサルタントとして入っていた時期もあるようです。オリーさんの後、昨年夏にヘッドシェフとして起用されたのは、これまた世界的なレストランでの素晴らしい経歴を持たれている南フランス出身のシルビアンさん。南欧からバスクにかけての料理を得意とする彼の料理センスは、味や歯ざわり、プレゼンテーションのバランスがとても良好。ドンピシャ日本人の好みに合っていると感じています^^
サービスもフレンドリーで良いです ^^
過不足なく、何もかもがスムーズに運ぶのは、ホテルのレストランならではかも。
ビストロというだけあって、タパス風の小皿料理でまとめたメニューはシェアするのにぴったり。野菜、魚、肉、すべてがバランスよく入り混ざり、食材やスパイスも様々なものが取り入れられ、言うことなし。食事は味・香り・見た目などのバランスが良ければ良いほど五感が満足し、適量で足りるようになっていると思うのですが、ここはまさにそんなマジックを体感できるグッド・レストランなのです。
スナック・メニューのコロッケは、2つをわざわざ１人用の小さなお皿に分けてのせてきてくれます♪ 右はレッド・キャベツやオレンジ、ヘーゼルナッツのシャキシャキ・サラダで、ドレッシングの味バランスも絶妙！
感動的に美味しかったマグロのタルタル、ブラック・トリュフ添え。季節ものだとは思うのですが、このメニューもプレシアター・メニューの中に入っていたと思います。太っ腹！
これ、なんだと思います？
ピスタチオやフェネル・シードを散らした小麦粉シートの蓋の下には、バターナッツ・スクアッシュとフェタチーズの温野菜料理が。こんな風にサーブされるとテンション上がります ^^ シェフの一工夫ですよね。右はたっぷりスパイスでマリネしてグリルしたラム肉。美味しかった〜。手前はナスのピュレのようなもの。
店の雰囲気は大人のバーとビストロの中間といった印象で好もしく、お値段のバランスも優良。プレ／ポスト・シアターで利用したい方にはお得なセット・メニューもあります。
もちろんドリンクだけの利用もあり。ここはレストランだけでなくバーの方も有名で、英国の伝統を重視しつつ現代風にアレンジしたカクテルの数々が業界でも注目されているのだとか。ともかくトータルでとても満足度が高いレストラン。おすすめです^^
