Ethos エトス (閉業)
オックスフォード・サーカスのマーケット・プレイスすぐ近くという超一等地に2014年9月に新登場した野菜料理のセルフ式レストラン。
リージェント・ストリート脇にある「tibits」が同コンセプトでは有名ですが、エトスはそのちょっぴり上をいくグルメ志向が強いベジ・レストランです。
トナカイのロゴ、白樺の木など、北欧を意識したインテリアでナチュラルにまとめた店内は広々としていて74席をカバー。オールデー・オープンではありますが、常時ホット・ミールがあるわけではなく、やはりランチ時間、ディナー時間のみのサーブで、その他の中途半端な時間は今のところ限られたサラダ類とデザートしかないので要注意です。
平日5時過ぎに入ったら最初はサラダしかなかったのですが、最近のトレンドに倣ってワールド・テイストを取り入れたサラダ類はどれも手が込んでいて美味しい! 色とりどりのヘリテージ・トマトを使ったトスカーナ風のサラダ、ズッキーニとフェタ・チーズ、スパイシー・ポテト、カボチャとホウレンソウなど、新鮮な素材を使っていることが分かります。
2.7ポンド/100gの量り売りで、この皿で11.30ポンドくらい。Tibitsよりも10ペンスお高い感じですね(ティビッツはランチのほうがお得。エトスもランチは安いレートかどうか調べ忘れた・・・)。
そして6時に近くなってくると続々とホット・ミールが登場♪
こちらのシグニチャーは、インド風ポテトを使ったスコッチ・エッグの「Aloo Scotch Egg」(美味しいです☆半個で2.5ポンド)と、グルテン・ミートを使ったリブそっくりの「Seitan Ribs」。スパイシーなBBQソースでいただくベジタリアン・リブはワラジを齧っているみたいで個人的にはあまり好みではないですが、これ目当てに来ている人がいるくらいの人気の品。その他、田楽ナスやタイ風コーン・フリッター、レバノン風インゲンのトマト煮込みなど無国籍な料理が並びます。
さてデザート。もっと別のメニューを試してみないと分からないものの、ライム・ケーキやクルミのケーキなどを食してみましたがグルテン・フリーでなければならない方でない限り、ここでデザートを食べる必要はないのかも。
エトスを作ったのは、なんと弱冠26歳の起業家ジェシカ・クルーガーさん。ハイクオリティのベジタリアン・レストランがセントラル・ロンドンにないことに業を煮やして自分で作ってしまったのだとか。すごい実行力ですよね ^^
総合評価としては・・・美味しいけれど決して、安くはないです。むしろセルフ式だからと甘く見ていると痛い目に遭います(笑)。が、味は確かにいいので、ワインやカクテルも揃っていることですし、「今日は豪勢なベジタリアン・メニューで乾杯だ!」という日にやってくると大満足かも。でなければ、お皿に盛る量を気にしつつ、ヘルシーでデリシャスなベジ・ミールをお楽しみあれ♪