セントラル・ロンドンで千夜一夜

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Simurgh  シームルグ

イラン神話に登場する怪鳥「シームルグ」を店名に冠した中東らしい雰囲気たっぷりの当店は、コベント・ガーデンのど真中で10年以上に渡って営業しているロンドン中心部初のペルシャ料理店です。

夜訪れると、よりエキゾチックな雰囲気☆

夜訪れると、よりエキゾチックな雰囲気☆ テーブルの上にも伝統の意匠が

こぢんまりとした店内ですが、高い天井とペルシャ神話らしい物語を象ったインテリア壁画が、木曜から土曜までの夜に見られるという伝統のダンス・エンターテインメントを盛り上げます ^^

塩味のヨーグルト・ドリンクと、レバノン産ワイン

塩味のヨーグルト・ドリンクと、レバノン産ワイン

イラン料理の店には何軒か行ったことがありますが、全てゾーン2にあるお店で、こんな中心部でペルシャ料理を食べられるところは確かに珍しいかも。トルコ料理とはひと味違う独自キュイジーヌの特徴は、ハーブやフルーツ、ナッツやサフランをふんだんに使うこと。フルーツもザクロ、プラム、クインス、プルーンやレーズンなどを多用し、甘さを強調することが多いようですね。

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メッゼの盛り合わせ。全部美味しかった!

煮込み料理も豊富で、ゴルメサブズイと言われるハーブとラム肉を煮込んだ料理や、チキンをザクロとクルミのペーストで煮込む「フェセンジャーン」などが定番。でもやっぱり、中東系のお店ではグリル類ははずせないですよね♪

3人くらいでシェアしたいミックス・グリルとアプリコット&ホウレンソウのシチュー。美味♪

3人くらいでシェアしたいミックス・グリルとアプリコット&ホウレンソウのシチュー。美味♪

当店のミックス・グリルはこの迫力! ビーフ、チキン、ラムのほかに海老のグリルもワンプレートにのっかり、風味の違うカラフルなライスも付け合わせになってお得感満載。アプリコットとホウレンソウ、レンティル豆の煮込みシチュー、ザクロとクルミ、茄子とトマトのジンジャー・ソースなど野菜料理の選択肢も豊富なのでぜひ試してみてください。

ライス・プディング、バクラヴァなど定番デザートとお茶。美味しいデーツをお茶請けに☆

ライス・プディング、バクラヴァなど定番デザートとお茶。美味しいデーツをお茶請けに☆

ペルシャ料理のデザートと言えばサフラン入りのアイスクリームが有名ですが、さっぱりとしたライス・プディングやパンプキンのスイーツ、クレープなども伝統デザートなんですよね。私はデザートの味見はあまりしなかったのですが、次回は以前、他店で食べて美味しかったクレープを試してみたいかも。

繁華街のど真中にある貴重なペルシャ料理のお店。エキゾチック・ナイトを過ごしたいときに、ぜひ☆

17 Garrick Street, London WC2E 9EL

店名Simurgh
最寄り駅Leicester Square / Covent Garden
住所17 Garrick Street, London WC2E 9EL
電話番号020 7426 0218
営業時間月〜木 12:00 – 23:00 金・土 12:00 – 23:30 日 12:00 – 22:00
URLhttp://www.simurgh.co.uk
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About Author

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岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス、各種媒体に寄稿中。2014年にイギリス情報サイト「あぶそる~とロンドン」を立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。NHK文化センター名古屋教室「江國まゆのイギリス便り」講師。MUSIC BIRDのラジオ番組「ガウラジ」に月一でゲスト出演。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。Instagram: @ekumayu

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