真心こめてブリティッシュ・フェア

0


Season Kitchen  シーズン・キッチン(閉業)

フィンズベリー・パーク周辺は駅を出る方角によって随分と印象が違うエリアですが、西口を出て北西方面に広がるストラウド・グリーン・エリアは、ちょっぴりお洒落な住民の多い住宅地。そんなローカルたちが諸手を上げて2010年のオープンを歓迎したカジュアルなモダン・ブリティッシュの店がこちら。

入りやすいビストロ風のインテリア

入りやすいビストロ風のインテリア

マークアップを最小限におさえたワインはリーズナブルで良質のものを揃える

マークアップを最小限におさえたワインはリーズナブルで良質のものを揃える

当店の哲学は店名に語られている通り。旬の食材をシンプルに美味しく調理する手法には、どこかしらガストロパブ・テクニックの匂いが。それもそのはず、当店の共同オーナーはクラーケンウェルにある元祖ガストロパブ「The Eagle」やイズリントンのオーガニック・パブ「Duke of Cambridge」などパブの強豪店で経験を積んだ実力派なのです。

ポテッド・ラビットとマーマレード、パープル・ブロッコリーとペコリーノ、半熟卵のスターターはいずれも地に足着いたお味☆

ポテッド・ラビットとマーマレード、パープル・ブロッコリーとチーズ、
半熟卵のスターターはいずれも地に足着いたお味☆

見逃せないのは夜7時までにオーダーすればいい16ポンドの2コース・アーリーバード・メニュー。金曜、土曜も18:30までのオーダーで適用されるのでかなり良心的です♪   他店と違うのは、その2コースを通常メニューから選べること(ステーキは別料金)。しかも週変わりなのでご近所さんなら通いたい手軽さです ^^

とてもフレッシュなタラにリークとレッド・ペッパー&ナッツのペーストを添えたメインそしてウワサのローズマリー&チョコレート・ポット

とてもフレッシュなタラにリークとレッド・ペッパー&ナッツのペーストを添えたメイン
そしてウワサのローズマリー&チョコレート・ポット。濃厚!

ビーフには特に力を入れていて、火曜日は「CheapSteak Tuesday」と称して通常メニューに加えて熟成したワギュー・ビーフやデクスター・ビーフを美味しく調理してくれます。日曜日はさらにお得感のある6コース24ポンドのテイスティング・メニューも用意。セイボリー・メニューを終えた後は、ぜひ当店のシグニチャー、ローズマリー風味のチョコレート・ポット、ペッパー・ビスコッティ添えを試してみてください。刺激的な味に虜になること間違いなし!

誰かの家の居間のように遊び心あふれる絵が楽しげに飾られ、居心地のよい雰囲気を醸し出すシーズン・キッチン。界隈に来たらぜひ立ち寄りたいおすすめ店です。

53 Stroud Green, London N4 3EF

店名Season Kitchen
最寄り駅Finsbury Park
住所53 Stroud Green, London N4 3EF
電話番号020 7263 5500
営業時間火〜土 17:30 – 22:30 日 17:00 – 22:00
URLhttp://www.seasonkitchen.co.uk
Share.

About Author

アバター画像

岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス、各種媒体に寄稿中。2014年にイギリス情報サイト「あぶそる~とロンドン」を立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。NHK文化センター名古屋教室「江國まゆのイギリス便り」講師。MUSIC BIRDのラジオ番組「ガウラジ」に月一でゲスト出演。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。Instagram: @ekumayu

ウェブサイト

Leave A Reply

CAPTCHA