第6話 Enlgish Madeleine~イングリッシュマドレーヌ~

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okashi


<English Madeleine イングリッシュマドレーヌ>

「マドレーヌ」を頭に浮かべてみてください。

貝の形をした黄金色のバターたっぷりの焼き菓子が頭に浮かんだことと思います。日本でもおなじみのあのシェル型マドレーヌ、あれはフランス生まれのマドレーヌ。でもここでご紹介したいのはイギリス生まれの「イングリッシュマドレーヌ」。チェリーをちょこんと頭にのせたこんなラブリーな姿のお菓子です ↓

わたくしイギリス生まれの「マドレーヌ」 と申します☆

わたくしイギリス生まれの「マドレーヌ」 と申します☆

現在はイギリスでもマドレーヌと言うとフランススタイルのものがほとんどなのですが、以前はイギリスでマドレーヌと言えばこちらのバージョンが主だったそう。今では形勢逆転、貝型のものと区別するためにこちらは「イングリッシュマドレーヌ」と呼ばれています。おしゃれなシェル型マドレーヌもいいけれど、私はこのほっぺの赤い昔の田舎の女の子のようなイングリッシュマドレーヌのほうがかわいいな~なんて思っています☆お味のほうも実は素朴な見た目に反してとっても繊細な口どけ。生地のまわりに塗るアプリコットあるいはラズベリーのジャムの酸味と ココナッツの食感も加わりなかなか美味なのです。

ダリオール型で焼いたスポンジ生地をジャムとココナッツでコーティング

ダリオール型で焼いたスポンジ生地をジャムとココナッツでコーティング

そうそう、このマドレーヌのしっとり軽い焼き上がりには実は秘密が。。。

ベースの生地はいつものイギリス風のスポンジ生地(ヴィクトリアケーキ参照)なのですが、使用する型はダリオール型と呼ばれるプリン型をスリムにしたような形。いつものぼてっとした生地ではこの小さな型には少々入れづらいというので、なんとすっかり出来上がったスポンジ生地に、お湯を少々加えてしまうのです。すると「ほ~ら 生地が緩んで型に入れやすくなったでしょう」と言う訳(笑)「まぁまぁそうですけれど~」と突っ込みを入れたくなるような方法ですが、案外このイギリス的裏技が、軽さに一役買っているのかもなどと密かに思っているのでした☆

仕上げはラブリーなチェリー ♪

仕上げはチェリー ♪

イギリスのお菓子によく登場するこのドレンチェリー(イギリスでは「Glace cherry グラスチェリー」)。これが使われると途端にどこか全体に垢抜けない雰囲気が。。。(ある意味半透明のさくらんぼなんてとってもおしゃれだと思うのですが)これを「ノスタルジックなイギリス菓子ってかわいい~」「デコラティブなフランス菓子より、こういう素朴なお菓子のほうが好きなの~」と言ってくれる人が増えてくれることを願いながら、せっせと地球の反対側のお菓子を焼きつづける毎日です☆
もう少しこのコラムを読み続けていただければきっと「イギリス菓子がなんだか前よりおいしそうに見えてきたかも~」となるはず(^^)!

 

 

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About Author

yasuda mariko

宮城県仙台市出身☆ 2008~2012年イギリスにてイギリス文化&イギリス菓子を大吸収するかたわら、日本で主催していたお菓子教室をつづけていたところ、あぶそる~とロンドンの編集長に出会う。 現在の居は巡りめぐって宇都宮。イギリス菓子教室 'Galettes and Biscuits' にてイギリス菓子の美味しさ&魅力を静かに発信中☆ http://galettes.exblog.jp/

2件のコメント

  1. yasuda mariko

    まゆさん~オヤジgag はスルーさせていただくとして~
    イギリスのマドレーヌかわいいですよね(^^)おっしゃるとおりレミントンとちょっと似ているけれど、
    どうなんでしょう~。レミントン(ラミントン)の出生も相変わらずかなり諸説あり~とりあえずLord Lamington(1896-1901にオーストラリアのクイーンズランドの州知事)に由来しているそうなのですが、彼はイギリス人だし、案外関係あるかも知れませんよね☆

  2. 江國 まゆ

    えええーーー! 知らなかった・・・これがマドレーヌ・・・イギリスの。
    イギリスもアナドレーヌ、なんちって(笑)。
    ひとつ質問です。オーストラリアのお菓子と言われているレミントンは、
    このイングリッシュ・マドレーヌが祖先なのでしょうか??

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