イギリス式朝食 @Bar Bruno・Soho・W1

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前回の投稿から随分と間があいてしまった。皆さんはあれから元気に過ごされているだろうか。昨年11月以来、初めての投稿となる今回は、昔ながらのイタリア人経営のカフェ、いわゆるグリーシー・スプーンをご紹介しよう。

飾らないイタリアン・カフェというのは、最近では少なくなってきてしまった。このSohoにあるBar Brunoは、1978 年の創業からずっと、フルイングリッシュ・ブレックファストや濃い紅茶、豊富なサンドイッチ類やパスタ料理など、客(punter)が望むものを提供することで伝統を守り続けている店の一つだ。

スタッフも多い

本来であればイタリアン・カフェの儀式にのっとり、パスタ料理を試す手もあった。メニューにはスパゲッティ・ボロネーゼ(僕が若い頃は “Spag Bol” と呼ばれていた)、ミートボール入りのスパゲッティ・アラビアータ、スパゲッティ・ボンゴレなど代表的なものが載っている。さらにはペンネとかタグリアテッレとかの選択肢もあったのだが、ここは直感を働かせ、イギリス式の朝食からフル・イングリッシュを注文してみることにした。

サンドイッチ類を持ち帰りする人たちが行列していた

そしてやってきたのがコレだ。

目玉焼き、ソーセージ、ベーコン、ベイクド・ビーンズ、ハッシュ・ブラウン、バブル&スクイーキ、トースト、紅茶付きのフル・イングリッシュ「「Bruno’s Breakfast AA」。 £9.50

皿の上にはイギリス式朝食に必要なもの全てが揃っていた。そして、全てがあるべき姿で調理されていた。目玉焼きは黄身が柔らかく、ベイクド・ビーンズは泳ぐほどたっぷり、ベーコンはあくまで脂っこく、ソーセージの大きさも申し分ない。ハッシュ・ブラウンまでついている。このご馳走を食べ終わった後は、「やるべきことをやったな・・・」という満足感でいっぱいになる。「そうあるべきことを、その通りにやり終えた」充足感、と言えばいいのだろうか。

紅茶(イギリス式)はかなり早く運ばれてきた。最初は色が薄かったので、十分な時間ティーバッグを浸しておいてくれていただろうかと疑問に思ったのだが、飲んでいるうちに濃さが増してきた。その理由はすぐにわかった。ティーバッグは入ったままだったのだ!  これには注意したい。好みの濃さになったらすぐに取り出せるよう、紅茶が来たら速やかにスプーンを頼んでおくと良いだろう。

オフィスにすぐ帰らないといけない場合は、持ち帰りオプションも豊富なのでご心配なく。サンドイッチ類はその日のうちにあらかじめ組み立てられているので、注文すればすぐにトーストしてもらえる。

ジャケット・ポテト、日替わりの煮込み料理

パニーニ

抵抗しがたい

甘いものが好きならこちらで締めよう

デリにはイタリアらしいパニーニ・サンドイッチが豊富だ。BLT、エッグマヨ&クリスピー・ベーコン、ツナ・サラダなどボリュームはかなりのもの。定番のチキン・エスカロープは、サラダ、モッツァレラ&チョリソー、モッツァレラ&パルマハムなど、一緒に挟めるものの選択肢も多い。

Bar Bruno
101 Wardour St, London W1F 0UG

歴史を感じる内装

日替わりのホットフード・メニューはウィンドウで

オリジナルの英語投稿はこちらで! ↓ ↓ ↓

Bar Bruno

 

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ロンドン郊外出身のイギリス人。JETプログラムで日本へ行って以来の日本通。ブライトン経由、ロンドンにて長年に渡ってITキャリアを積む。現在は動画制作などの分野で新キャリアを構築中。日本語はかなりのレベル。趣味はバリトンのヴォーカルを生かしブルガリア音楽グループで歌うこと。

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