コベント・ガーデンの一等地に今年春オープンした期待の新星☆ あらゆる味覚を刺激してくれるカラフルなサラダ、しっかりと上手に調味されたミートやフィッシュ、各種サンドイッチやケーキ類もハイスタンダードを保ち、ただいまその名がロンドナーの間で浸透中です。
入り口入ったすぐそばのカウンターの上にぎっしり食べものが並べてあるのはデキるカフェのお約束。ただし、基本的にここはテーブル・サービスなので、注文は席に座ってからになります。伝統のイングリッシュ・ブレックファストに加え、インターナショナルな顔ぶれも揃う朝食は、平日なら11.30まで。ランチどきの一番人気は、3種のプロテインから選べるメイン1種に3種のサラダを選んで盛り合わせるプレートです☆
この日選んだのは、サバのエスカベーシュ、ローストしたナスやチーズの入った麦のサラダ、メープル・シロップでローストしたビートルートとオレンジのサラダ、ローストしたフェンネルとデーツのサラダ(ここに書いてない材料もいっぱい入ってます!)。これだけ家で作ろうと思ったらそれなりに手間ひまコストかかりますけど、最近はこうやって気軽にカフェで、このクオリティの食事を9.50ポンドでいただけるようになり、よい時代になったと思います ^^
さて、段差を降りて奥へ行くと・・・そこには図書室をイメージした小部屋ダイニングがあります。
モダンな設えのなかなか居心地のよい空間で、しかもいちばん奥には電源も用意されたお一人様用の席が3つあり、Wifiも完備で気兼ねなくお仕事ができる仕様にw 実はこの日、アポとアポの合間にこの席で仕事を始めたら、結果的に4時間くらい居座ることになってしまったのですが(汗)、お店の方は嫌な顔一つせず、むしろ「Welcome!」と言ってくださり、とても気分よく過ごせたのでした。
こういった受け入れ姿勢には、当店のコンセプトが若干関係しているのかもしれません。
ブラック・ペニーは、17世紀頃からイギリスに出来始めた元祖コーヒーハウスをイメージして作られているのだとか。その頃のコーヒーハウスといえば、文化人や学者を初めとする客たちがコーヒー一杯で政治談義に花を咲かせ、文化論を戦わせた社交場として機能していました。当時、コーヒーハウスへの入場料は1ペニー。コーヒー1杯が1ペニーです。
そんな昔日のコーヒーハウスに敬意を表し、当店の地下には「1ペニーを払ってディベートをしよう」という「Penny University」と名付けた空間を用意しています。ただし、白熱の政治談義を近年のカフェで展開するのはいかにも野暮。というわけで、各種イベントやセミナーを開催する社交の場として使えるよう目下イベント準備中。ちなみにここはお酒も出しているので、夕方は地下でお酒も飲めるのかも。次回は地下も偵察してご報告します ^^