Condesa コンデサ
何気に日本の都市の裏通りにある飲み屋街を思わせるコベント・ガーデンのMaiden Lane。このあたりは「オペラ・クォーター」とも呼ばれ、近くにあるロイヤル・オペラ・ハウスへの観劇前後に一杯飲みに立ち寄る人も多い通りです。いくつもの飲食店が連なる中で、ひときわ高いクオリティでグルメな人びとを引きつけているのが、2012年誕生の渋めタパス・バー、Condesa。外からの見た目も渋いですが、中に入っても渋い!
ここは南のバタシーにあるカクテル・バー「Zocalo」のチームが、より食べ物にフォーカスしてオープンしたお店。メキシコ・シティ出身のオーナーさんが、スペイン人のシェフと出会って始めたプロジェクトだそうです。店名はメキシコ・シティのクールなトレンディ地区にちなむものですが、スペイン語でも「伯爵夫人」の意味とのことで、とてもエレガント ^^ 大人の雰囲気漂うグルメ処です。
暗くてあまり上手く撮れなかったのですが・・・マグロのタルタル+アボカド、イカスミ・ライス、豚頬肉のタコス、ビートルートのカルパッチョ+スモーク・ゴートチーズ、完璧なトルティーヤなどなど、いただいたものはすべて美味♪ いちばん驚いた料理はスモークしたゴート・チーズをビートルートのカルパッチョで包んだ一品。暗くて正体が分からず、最初に口に入れたときは何がなんだかよく分からなかったのですが、ビートルートのカルパッチョが巻かれていると分かったときは素直に感動。非常にクリエイティブで繊細な一品でした。
メキシコとスペイン。熱き情熱たぎる二つのラテン地域が融合し、シンプルだけど、とても面白い料理の数々を創作しています。ロイヤル・オペラ・ハウスに平野亮一さんのバレエを観に行く? ならばぜひ、こちらで腹ごしらえを ^^