
イギリスも先週末から夏時間に突入し、すっかり晴れやかな空気に♪ ハッピー・ムードが漂っております♡
さて今日ご紹介するのは、Sohoで手軽にリーズナブルに食事をしたい時のおすすめ。しかもアジア・フレーバー! 名前は少し難しいのですが・・・「Fatt Pundit」と言います。
その昔、17世紀頃に中国広東省からインド・コルカタ界隈へと流れてきた客家の人々が、現地のスパイスと融合させて作ったフュージョン料理を専門としたレストラン。名前はインド・サンスクリット語の「パンディット」(識者)に、中国の一般的な姓「ファット」を組み合わせた造語なのだそう。まるで「太っちょの学者」のような響きですね^^
2019年創業の当店、私のレーダーには引っかかっていなかったのですが、友人に勧められてやってくると意外にも平日ランチでもどんどん人が入ってくる。インテリアは地味目のバー・レストランという感じで、レイアウトも理想的とは言えない。しかし調べてみるとGoogleのレビューが8000件近くあり(コベント・ガーデン店は1万件!)、評価は平均4.8。こんなレストランがSohoにあったなんて〜^^ 紹介してくれた友人に感謝♡

トラが目印!

わりとこぢんまりとした店内。
おすすめをいくつか。まずは最初の一皿にはぜひともMomo(蒸しダンプリング)を。Momo(馍馍)はもともと中国発祥の言葉。チベットやネパールでもダンプリングのことをMomoと言いますよね。
野菜、チキン、子ヤギ、ビーフがあり、私たちは野菜を選択。これが大正解で大きめのダンプリングの中にぎっしりと豆腐や野菜の餡が詰まっていました。味もマイルドで美味しく、2種類のソースでメリハリを付けていただきます。野菜Momoは中華風ですが、子ヤギのMomoはインド風の味付けのようです。

Zenっていうエール、美味しかった!

こちらが野菜のMomo
そして絶対に外せない当店のシグニチャーが「Crackling Spinach」(パリッとほうれん草)。フリーズ・ドライ仕上げのようなパリサクっとした食感のほうれん草に、デーツとプラム、ザクロの甘酸っぱいソース、ヨーグルトをかけた面白い一品は、このお店以外では食べられないユニークなお皿。
ほうれん草のパリパリ感と、甘酸っぱいソースの組み合わせが独特! お味はインドのストリートフード(チャート)で甘酸っぱいヨーグルトソースやタマリンドのソースをかけていただく「ダヒプリ」に似た感じでしょうか。こちらはインドっぽい野菜料理。

ほうれん草のサラダ!パリパリっといただきます^^
メインに選んだのがエビの料理だったのですが、これがエビチリっぽいお味で美味♡ ジャスミン・ライスと好相性でパクパクといただけます。名前は「ボンベイ・チリ・プロウン」なんだけど、エビチリですな。

エビチリじゃね? エビが大きくて食べ応えあり。
今回はたまたま中華っぽいものが多くなってしまったのですが、メニューをみるとカレー料理もあり、ものによってはインド風のスパイスを多用しているものも。次回、新しいメニューを試すのが楽しみ☆
伝統的な中華と、インドのスパイスを見事に融合させた新しくも親しみやすいジャンルです。コベント・ガーデンにも支店があるので、気になる方はぜひ。軽く済ませたい時にもピッタリ^^