ロンドン市内にマレーシア料理の専門店はさほど多くないのですが、ロンドン在住マレーシア人の間でリーズナブルに食べられる自国の味ベスト・チョイスとして知られるレストランがこちら。週後半の夜は予約必須、ときに行列もできる人気店です。
イスラム教徒が多いマレーシアだけに使っているお肉は全てハラール、アルコールもメニューにない正統派ダイニングでは、レモングラス、ガランガル(東南アジアで食べられているショウガ)、ベトナムコリアンダーをはじめとするハーブやピーナッツ、ココナッツなど伝統の食材を使ったデリケートなフレーバーを楽しむことができます♪
例えばブラチャンと呼ばれるエビ・ペーストとチリで風味付けした空芯菜や、ブラチャンをベースにした濃厚ソースでいただくスズキは辛すぎず深みのあるスパイシーだれがとても印象的。シーフードのナシゴレンは上品な盛りつけでしたがふつうに美味しかったです。気に入ったのは豆腐の練り物とゆで卵を薄切りにしたものをピーナッツ・ソースでいただく一品。このピーナッツ・ソースの味がさすが本場!という感じで、甘すぎず辛すぎず、旨味も伴ったパーフェクトなお味でした ^^
カジュアルな店ではありますが、かなり繊細な味を楽しむことができる良店。今回は試した料理が少なかったので、次回はカレー類やサンバル・ソースを使った料理、麺類などにも挑戦してみたいと思います☆ ただ席数が少ないので、混雑時は食べ終わったらすぐに次のグループにテーブルを空けるのが暗黙のマナーなのかもしれません。