Rick Stein, Barns リック・ステイン バーンズ
テレビでもおなじみ、コーンウォールを拠点として活躍するセレブシェフ、“シーフードマン” のリック・ステインさんがロンドンに進出! 2017年春にオープンしています。
彼が選んだロケーションはテムズ川沿い ^^ しかもシティ・ビューではなく、牧歌的風景を楽しめる南西ロンドンのテムズ。川沿いのテラスが特等席で、ここから上の写真のようなリバーサイド・ビューを満喫することができます♪
Barnesはリッチモンドと並んで伝統的に文化人に愛される美しいエリアです。BarnesからMortlakeへと続く川沿いの通り、The Terrace、Mortlake High Streetは風光明媚な景観を楽しめ、散歩にはもってこい。ウォーキングのついでにリックさんが創りあげた自慢のロンドン・レストランに立ち寄ってみましょう^^
店内は2つの空間- バーのあるオープン・スペースと、植物のグリーンが瑞々しい居心地の良いダイニング・スペース- に分かれています。川沿いにはテラス席が設けられ、ここからテムズ川を望む最高の眺めを楽しめるので、予約時にはなるべくwindow tableをリクエストしてみてくださいね。
平日のお昼は2コースで20ポンドのお得なランチ・セットがあり、この日はそちらをいただきました。メニューはスターター、メインともに3、4種類から選べるのも嬉しいところ。バターナットスクアッシュのスープはチーズがたっぷり入って濃厚な満足感あり。塩加減もちょうどよかったです。お友達が頼んだグリルされたイワシの開きを少しだけいただいたのですが、丁寧にトリミングされ、イギリス国内でこれまでに食したどのイワシよりも新鮮だと思えたほどフレッシュでした。
メイン・コースにはクラシックにタラのソテー+マッシュポテト! まろやかなトマト・ソースが全体をまとめていて、魚の新鮮さ、マッシュポテトの美味しさと素敵なハーモニーを奏で、久しぶりに美味しいシンプルな魚料理を堪能した午後となりました。
テレビで観るだけで、リックさんのレストラン遠いな〜と思っていたところ、こうしてロンドンでも彼の監修した料理をいただけるようになったとは有難い世の中になりました。この日にいただいた全てのお料理は奇を衒わない伝統的なものばかり。だからこそ素材の品質と調理法、シェフの腕が大いに問われるのだと思います。 残念ながらデザートを試す時間がなかったのですが、次回のお楽しみに^^
リックさんは90年代からお茶の間やレシピ本執筆で活躍されている国民的な人気者。北コーンウォールのペドストウにある最初のレストラン「ザ・シーフード・レストラン」は1975年のオープンで、ずーっと新鮮な魚を調理することだけに専念してきたこの地方の名所です。リックさんはこういった長年の功績を称えられ、2017年にCBE勲章を授与されました。
テムズの川沿いでトップクラスの魚料理をいただける歓びが、ここにあります。きっと日本人の皆さんになら、その価値を十分にお分かりいただけると思います。