Hawksmoor Guildhall ホークスムーア・ギルドホール
シティに佇むお肉の名店に久しぶりに行きたいねぇ、そんなことを言われ、在英の友人たちと訪れた久々のホークスムーア。シティ本店です。ロンドン生まれのクラフト・ステーキの先駆けであり、もう17年もこの地で営業を続けているんです。感無量。
なぜシティの中心部にクラフト・ステーキのお店ができたのか。もちろん、時としてパワーランチが必要となるシティワーカーの皆さんのためではあるのですが、沿革としては18世紀の初め、世界初のステーキハウスが生まれたと言われるのがロンドンのシティであり、その歴史に敬意を評して・・・というストーリーがあるのだとか^^
経営陣が神戸やアルゼンチンにまで足を運び、世界的に評価の高いステーキを食べ歩いた結果、辿り着いたのが純英国産牛。ホークスムーアで現在使用しているのは、ノース・ヨークシャーにある特約農家で育ったロングホーン種の最高品質国産牛なのだそうです。神戸牛も元を正せば肉質を上げるために英国牛をかけあわせたものだったそうです。英国ありきのステーキなのですね。
このシティのホークスムーアで私が好きなのは、ギルドホール(ギルドの集会所)という歴史ある建物を利用した重厚感あふれる内装そのもの。平日でもランチ時間になるとたくさんのお客さんで賑わいます。私たちも平日だけのエクスプレス・ランチを注文してみました。これはどうやら定番のようで、メニュー構成はあまり変わらないようです。これがもう、本当にオススメ! 3コースで30ポンド。持ってけ泥棒な素晴らしい内容でした^^ いいですか、3コースと書きました。デザートまでぜひ!
まずは前菜。ビーツのサラダ、ホースラディッシュ・ソースのフレッシュ・サラダ。4人全員が皆がこれを注文しました。
そしてメイン・コースの一つであるお魚。ステーキハウスなのにお魚も用意してくれているとは。至れり尽くせりであります。そして、オーブンで蒸し焼きにしているのですが、なんと新鮮で美味しかったことか。
そして3コース30ポンドのエクスプレス・ランチの横綱、35日間熟成したランプ・ビーフのステーキ! 量もちょうどよく、お腹いっぱいに^^
お肉だけでなく、サラダとお魚まで用意されているバランスの良さに驚いたのですが、さらなる驚きはこの後に・・・。いや〜スイーツ天国だったのです♡
3つのデザートが用意されており、それぞれ別々に頼んでみましたが・・・私がいただいたこちらの「ピーナッツバター・ショートブレッド」が最高でした! サクサクのビスケット生地はシナモンの香り。そこにジャム・ソース、そしてアイスクリームをつけていただきます。あ、温かい状態でサーブされるんです。それまで食べたことのないお味で、ドンピシャ好みだったのでまたこれをいただきに訪れたいと思います。
その他にスティッキートフィー・サンデー、それからレモン・メレンゲなどがあったと思います。いずれもデザートまで本当に美味しく、丁寧に心を込めて調理されていることがわかる上質なクオリティでした。やはりリピーターの多いお店には理由があるようです。大満足のエクスプレス・ランチでした。
もちろん、アラカルト・メニューはもっと美味しいことでしょうw
金融街シティにビジネスでいらっしゃる? ならばこのホークスムーアは雰囲気、味ともに裏切らないことをお約束。ぜひランチでもディナーでも立ち寄ってみてくださいね。