イズリントンの目抜き通り、アッパー・ストリート沿いに2006年にオープンしたタイ料理レストラン。スタイリッシュだけどポップな革張り椅子、焼杉の壁、現代風のタイを表現したシンプル・パターンのランプ・シェード、ほのかに行き渡るアンビエントな照明など、空間デザインの趣味の良さには目を見張ります。
ロンドンのタイ料理レストランは、伝統の王朝風/高級モダン/カジュアル・ミッドレンジ/パブのタイ飯と様々なカテゴリーがありますが、そのどれにも当てはまらないユニークな佇まいを見せる当店は、コンテンポラリー・チャイニーズというジャンルを打ち立てたロンドン中華シーンの立役者、アラン・ヤウ氏の妹であるティナさんが、彼女のタイ人のご主人と経営しています。
肉を多用するタイ北部の料理に力を入れたメニューとは言え、シーフード・メニューも充実していているのが日本人には高得点。前菜にはエビのココナッツ・ダンプリングやパパイヤ春巻きなどをぜひ☆
カレー類はエビのレッド・カレー、モンクフィッシュのグリーン・カレーなどがおすすめ。深みのある濃厚ソースを堪能できます。その他の料理もハズレはあまりないと思うので、ぜひ好きなものを試してみだてください♪
そして当店ではずせないのはデザート☆ 一押しは蒸した黒米にマンゴーを添え、ココナッツ・ミルクのソースで食べるタイ風おはぎ「Mango with black sticky rice」。もっちりした黒米の歯ごたえと上品な甘さのソースがからむタイらしい甘味です♪ その他、西洋風のチョコレート・ムースのオレンジ・コンポート添えもレベル高し。
一見、ポッシュに思える店ですが、お値段はいたってリーズナブル。しかもスタッフはほぼ全員がタイ人の皆さんで、フレンドリーかつ温かいサービスを受けられます。おしゃれにタイ料理を食べたいあなたに、強力におすすめ! 細長いダイニングを通り抜けた先には小さなパティオ席もあります。